〜早稲田大学における　介護予防の取り組み〜

　2003年に開設された早稲田大学スポーツ科学学術院には、高齢者にとって 有効な運動プログラムの開発や、運動施設・組織の経営・マネジメントなど、 介護予防を推進するために必要な知識やノウハウを持った専門家が多数集 まっています。 　これら多くの教員が蓄積してきた成果を社会に還元することを目的として、 2004年に早稲田大学エルダリー・ヘルス研究所を立ち上げ、この7年間で転倒 予防や認知症予防、膝痛・腰痛改善や口腔機能向上などに関する多くの研究 実績をあげてきました。 　また、この研究所で培われた具体的な介護予防プログラムおよびマネジメント 手法を、介護予防の現場に普及する役割を果たすために、早稲田エルダリー ヘルス事業団が設立されました。 　その事業団が実施する具体的なプログラムの1つが、介護予防特化型デイサー ビス「早稲田イーライフ®」であり、現在では全国62箇所(平成25年8月1日現在) で展開されるまでになりました。 　今後も、さらに多くの高齢者の方々がこのサービスを利用できるよう、 全国に広く普及されることを望んでいます。